パグはまん丸な瞳とつぶれた鼻、愛嬌のある表情が魅力的な中型犬です。室内飼いに向いた性格で、人気の高い犬種といえるでしょう。

かわいらしい外見に惹かれてお迎えする飼い主も少なくありませんが、パグを飼う際は注意すべき点もあります。

この記事では、パグの性格やパグの性格が引き起こす問題行動、トラブルを防ぐトレーニング方法を解説します。愛犬の性格をしっかりと理解して、一緒に楽しく過ごせる環境作りを行いましょう。
1.パグの性格 パグは陽気で明るい性格です。愛情深くて人懐っこいので、初心者でも飼いやすいでしょう。他にも、パグは次のような性格を持つ子が多いといわれています。
  • 陽気
  • 愛情深い
  • 他の人や犬にも懐きやすい
  • 活発で遊びが大好き
  • 食いしん坊
  • 自立心やプライドが高い
  • 思い込んだら譲らない頑固さがある
  • 気分にムラが多く、興奮しやすい
  • 寂しがりや
元気いっぱいのパグは、遊びが大好きで活発な一面もあります。鳴き声も小さくマンションでも飼いやすいでしょう。ただし自立心が強く、頑固で興奮しがちな点には注意が必要です。人懐っこさゆえに、お留守番が苦手な子が多いようです。 ※ 子犬・子猫専門ペットショップのPetPlus(ペットプラス)(バナーをクリックすると外部のウェブサイトに移動します。) 2.パグの性格が引き起こす問題行動 人懐っこいパグは基本的に飼いやすい性格の犬種ですが、感情のムラが強く、下記のような問題行動を起こしやすいとされています。
  • 気に入った人や犬に向かって「遊んで!」と大興奮で突進する
  • 興奮しすぎて呼吸器系トラブルを招く
  • 自分の意志が強く、散歩中の指示に従わない
  • 特別な食べ物ばかり与えていると、普通のドッグフードを食べなくなる
一度興奮するとなかなか落ち着かず、息が荒くなって健康状態に悪影響を及ぼす可能性もあります。また頑固な一面を持ち、納得できない命令には頑として従わないケースもみられるでしょう。 3.パグの性格をフォローするトレーニング パグの性格からくる問題行動を防ぐには、子犬期からのしつけとトレーニングが重要です。愛嬌のあるパグをついつい甘やかしてしまうと頑固な性格が強くなり、散歩などのシーンで苦労することになります。ここではパグの性格に合った2つのトレーニングとしつけのポイントをご紹介します。 興奮を抑えるトレーニング 1つめは、興奮を抑えるトレーニングです。パグは過度に興奮すると呼吸トラブルやケガを招く場合があるため、落ち着いて振る舞えるようしつけておきましょう。例えば、「待て」「ふせ」などの指示を徹底するしつけをしておくと、興奮しそうなときに指示を出して飼い主に注目させられます。そもそも興奮させないようにするためには、子犬の頃から外出の機会を増やして社会性を身に着けることがおすすめです。 散歩のトレーニング 2つめは、散歩のトレーニングです。パグは遺伝的に太りやすいため毎日の散歩が理想的ですが、散歩中に興奮して暴走するワンちゃんもいるようです。パグと楽しく散歩するためには、飼い主の足元を歩くようしつけることが大切です。もし愛犬が離れそうになったら「こい」といった指示で呼び戻せるようトレーニングしておきましょう。 根気強く、褒めて伸ばす パグは傷つきやすく繊細な性格なので、大きい声やきつい言い方でトレーニングするのは厳禁です。基本的にはたくさん褒めて伸ばしてあげましょう。注意するときは冷静に、はきはきとした口調で伝えます。頑固な性格が由来してしつけるには比較的時間がかかりますが、根気強く愛情を込めて接すると信頼関係を築くことができ、トレーニングをスムーズに進められます。 4.パグを飼うときのコツ パグとの生活を楽しむためには、性格だけでなく体質にも合わせて接する必要があります。次の7つのポイントを意識しましょう。 甘やかし過ぎない 頑固なパグに甘やかしすぎは危険です。一度思い込むと意思を変えない芯の強さがあり、甘やかされるのが当然と考えてしまうかもしれません。ルールやしつけはブレずに徹底させましょう。 室温を管理する パグは暑さも寒さも苦手で熱中症になりやすい体質です。夏は25度以下、冬は20度以上の室温を目安に、留守番中や夜間もエアコンを使用しましょう。 散歩は1日2回、20~30分ずつ パグは太りやすく体重管理が必須ですが、激しすぎる運動は呼吸困難を招くため、運動量に注意が必要です。散歩は1日2回、20~30分ずつを目安に行うといいでしょう。外に出られない場合は、室内で同程度の運動をさせましょう。 毎日ブラッシング パグは皮膚が弱い犬種なので、毎日ブラッシングをして皮膚病を防ぐことが大切です。シャンプーはしすぎると逆効果になるので、月1~2回程度を目安に行いましょう。 シワと耳も掃除する 顔にシワが多く垂れ耳のパグは、シワの間と耳に汚れが溜まりがち。毎日のブラッシングのときなど、シワと耳をウェットティッシュで優しくなぞるように拭いて掃除を行いましょう。綿棒で掃除するのはNGです。 肥満にさせない 短頭種なパグは、肥満になると首回りついた肉で気道が狭まり呼吸器トラブルの原因となります。定期的に肥満度チェックを行い、体重管理を行いましょう。 目のケガと呼吸状態に注意する パグは目や呼吸器系の病気にかかりやすいといわれています。目の状態や呼吸の様子に注意を払い、変化があったら早めの動物病院受診をおすすめします。また、遺伝性疾患も多いので、お迎えする前にかかった病気があれば日頃注意して見てあげましょう。 5.まとめ パグは明るくて愛情深く、遊びが大好きな性格です。元気いっぱいで興奮しやすいため、興奮度をコントロールできるしつけをしておくと安心です。また、パグには頑固な一面もあり、気分のムラも強いため、子犬のうちにしっかりと散歩トレーニングや呼び寄せに従って落ち着くようしつける必要があります。また呼吸器系のトラブルや眼の病気に注意し、皮膚病にならないようシワ・耳の掃除とブラッシングをこまめに行うといったケアが必須です。
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