１．マンチカンの特徴 マンチカンは英語で小さい、子供といった意味を持つ「munchkin」から名づけられた猫です。足が短いのが特徴ですが、実は短足種だけではなく普通の猫と同じくらいの長さの「長足種」や中間くらいの長さの「中足種」も存在します。マンチカン全体でみると、短足種2割、長足種・中足種8割と足が長いマンチカンが多いようです。毛色はクリームや白、黒、茶色、ミックスなど様々な種類があり、柄が同じものはいないといわれるくらいバリエーションが豊富です。被毛と同様に瞳にも様々な色があり、アンバーやグリーン、ヘーゼルといった一般的な色に加えてレッドやブルー、オッドアイのマンチカンもみられます。 ※ 子犬・子猫専門ペットショップのPetPlus（ペットプラス）（バナーをクリックすると外部のウェブサイトに移動します。） ２．マンチカンの性格 マンチカンはとても穏やかでおとなしい性格です。社交性も高く、人になつきやすい猫といえるでしょう。猫は警戒心が強い動物なので、子猫のときから一緒にいる家族には気を許しても、知らない人が来ると逃げてしまうケースが多くみられます。対して、マンチカンは初めて会う人にもなつきやすく、他の猫や動物と一緒に暮らしても問題になることは少ないでしょう。また、好奇心旺盛で甘えん坊な一面もあり、おもちゃで遊びたがったり、外に出たがったりする姿がよくみられます。ただし、性格は遺伝によるところも大きいので、気になった子がいれば、親猫や兄弟猫の性格を聞いてみるといいでしょう。 ３．マンチカンのオスとメスによる性格の違い マンチカンはオスとメスによっても少し性格が異なります。どのような違いがあるのかみてみましょう。 オスの性格 オスのマンチカンは甘えん坊で好奇心旺盛な性格です。メスよりも身体が大きく、運動量も多いので、やんちゃな猫に育ちます。飼い主への依存度が高く、「遊んでほしい」「かまってほしい」と要求してくることが多いでしょう。猫との時間をたくさん取りたい、いっぱい甘えてほしいという人にピッタリです。 メスの性格 メスのマンチカンはオスと比べると大人びていてクールな性格です。マンチカン特有の甘えん坊な性格も併せ持っているので、気分次第で甘えたり距離を置いたりされてギャップを感じる方もいるかもしれません。猫と程よい距離感を保ちたい、一人暮らしで外出の時間が長いという人におすすめです。 ４．マンチカンの4つの猫種とそれぞれの性格 マンチカンは純血種を含めて4つの猫種に分類されます。それぞれの性格をみてみましょう。 純血種 マンチカンの純血種は、穏やかだけれども好奇心旺盛で社交性が高く、最もマンチカンらしい性格の猫種です。 ミヌエット ミヌエットはマンチカンの中でも甘えたがりで人懐っこい性格をしています。ペルシャ猫やヒマラヤンとマンチカンを掛け合わせた猫種で、短い四肢とゴージャスな被毛が特徴です。 キンカロー キンカローはマンチカンの中でも陽気で遊び好きな性格をしています。アメリカンカールとマンチカンを掛け合わせた猫種で、短い四肢とカールした耳が特徴です。 スクークム スクークムはマンチカンの中でも最も穏やかで落ち着いた性格をしています。その性格から、鳴くことの少ない猫種といわれています。マンチカンにラバームを掛け合わせた猫種で、ヒゲやまゆ毛カールした被毛が特徴です。 ５．マンチカンに適した環境で飼育することが大切 マンチカンを飼うならその特徴や性格に適した環境で飼育することが大切です。小さくて可愛い見た目からは想像がつかないほど、活発な性格をしています。好奇心旺盛で明るいので、いろんな人や動物と仲良くすることができるでしょう。甘えたいときに甘えられるようになるべく家を空けすぎないようにする、遊び好きな性格なのでケガをしないようにマットを敷く、肥満になると「椎間板ヘルニア」になりやすいので食事と運動に気を使うなどの配慮をしてあげてください。猫によっても特徴や性格が少しずつ異なるので、それぞれに合った環境で飼育するようにしましょう。 ６．まとめ マンチカンは短い足が特徴的な猫です。小さくて可愛らしい見た目をしているので、英語で小さい、子供といった意味を持つ「munchkin」から名付けられました。マンチカンは、とても穏やかでおとなしい性格をしています。社交性も高く、人や他の動物と共存しやすい猫といえるでしょう。好奇心旺盛で甘えん坊な一面もあり、おもちゃで遊びたがったり、外に出たがったりする姿がよくみられます。性格はオスとメス、種類によっても変わってきます。また、性格は遺伝によるところも大きいので、気になった子がいれば、親猫や兄弟猫の性格を聞いてみるといいでしょう。家族として迎え入れる際は、その子の特徴や性格に合った環境で育てるようにしてください。