【初心者でも簡単】猫草の育て方とは?
食べさせ方やメリットも知っておこう!
猫が食べる草としてペットショップやホームセンターで販売されている猫草。猫にあたえると毛玉がはきやすくなる、便通がよくなる、ストレス発散になるといわれています。

猫草は育て方の手順やコツを抑えれば自宅でも簡単に栽培することができますよ。

そこで今回は、猫草の特徴や育て方、愛猫へのあたえ方、猫草のお手入れ方法を紹介します。この記事を読んで猫草デビューをしてみませんか。
目次
1.猫草とはどんな草? 猫草とは特定の植物を指す言葉ではなく、猫が食べても安全な植物の総称です。猫はイネ科やムギ科の牧草を好む傾向があり、主にイネ科の植物が猫草として販売されています。 もともと肉食の猫が草を食べるのには、毛玉が吐きやすくなる、便通が良くなるといった理由があるといわれていますが、嗜好品として食べているという側面が強いようです。猫は人間よりも嗅覚が鋭いので、草の香りを好んで食べているのかもしれません。 実際に、猫草を食べる・食べないは猫によってまちまちで、生命活動に必須な食材というわけでもありません。 猫草は自宅でも手軽に育てられるので、まずは愛猫が猫草を食べるかどうか試してみるとよいでしょう。
2.猫草の育て方 ガーデニングなど自宅で植物を育てるのに慣れているのなら、植木鉢やプランターに土を用意して、種から猫草の栽培をするのがおすすめです。反対に、植物を育てるのが初めてなら、猫草の栽培キットを購入するといいでしょう。 猫草の栽培キットは自分で種や鉢、土を用意する必要がなく、初心者でも育てやすいように作られています。コンパクトな商品が多いので、マンションに住んでいる人も気軽に栽培を始められるでしょう。 ここでは、猫草の栽培キットを使用した育て方を解説します。
発芽させる 栽培キットに付属している種のほとんどは、乾いた状態です。種の発芽には十分な水分が必要なので、初めて水をやる際は土の表面が湿るまで全体に満遍なく行いましょう。 根を張るタイミングで位置が固定されるので、種が土に埋まっていなくても問題ありません。発芽するまでは、暗所かつ20℃前後の環境で栽培しましょう。 水やりは基本的に1日1回表面が湿るくらいです。水のやりすぎはカビや根腐れの原因になるため、注意してください。 種をまいてから5日ほどすると猫草の芽が出てきます。
若草を伸ばす 猫草が発芽したら暗所から日当たりの良い場所に移し、若草の成長を促します。夏場は日差しが強すぎて長時間直射日光に当てると枯れてしまう危険性があるため、風通しの良い日陰で栽培するようにしましょう。 発芽後の水やりは、発芽前と同じように1日1回表面の土が湿るくらいが適切です。猫草にタバコの煙や殺虫剤など猫にとって有害な成分が付かないように注意しましょう。 若草が10cm程度まで育ち、先端が末広がりになれば食べ頃です。日光と水分が十分に行き届いていれば、種まきから10日程度で食べられるようになります。
3.猫草の食べさせ方 若草は1歳以上の成猫にあたえるようにしましょう。猫草は食物繊維が多いので、消化機能が十分でない子猫や、胃腸が衰えている病気の猫や老猫に食べさせると、消化不良を起こす原因になります。 初めて猫草をあたえる際は、ご飯と一緒に置いておくと食べ物だと認識してもらいやすくなります。警戒心が強く中々食べてくれない場合は、食べやすい大きさにカットした猫草を食器に入れて様子をみます。それでも食べないなら猫草を食べさせるのは諦めましょう。猫によっては猫草を好まない子もいるので、無理に食べさせるのはよくありません。 反対に、猫草が大好きな子は食べ過ぎてしまうことがあります。猫草はカロリーが少ないので肥満になることはありませんが、お腹がゆるくなったり必要な栄養が不足してやせてきたりすることもあるでしょう。 猫にとって猫草はあくまで嗜好品です。食べすぎる場合はお皿であたえる、適量を食べたら猫草を回収するなど工夫が必要でしょう。
4.猫草のお手入れ方法 猫草はお手入れをすることで長持ちさせることができます。愛猫が食べ終わったら、食べ残した葉や古くなった葉を根元から1本ずつ抜き取りましょう。食べかけの草を手でちぎったりハサミで処理したりしてしまうと、枯れやすくなるので注意が必要です。 古くなった葉は、少し刻んで香りを強くしてから、お皿に入れてあたえると無駄になりません。 1鉢分の猫草がなくなるペースは猫の数やキットの大きさによってまちまちです。飼い猫がどのくらいのペースで猫草を食べているかを確認しておくと、次に猫草を育てるタイミングが把握しやすくなります。 猫草の栽培に慣れたら、植木鉢やプランターで育ててみるのもよいでしょう。
5.まとめ 猫草とは猫が好んで食べるイネ科やムギ科の植物の総称です。本来肉食である猫が猫草を食べるのは、健康面としての理由だけでなく嗜好品としての側面が強いといわれています。 猫草は安価で気軽に栽培できるので、愛猫が食べるかどうか試してみるのがよいでしょう。初めて猫草を育てるときは、専用のキットを用いるとより手軽に栽培を始められます。日光と水が足りていれば10日ほどで食べられるようになります。 初めて猫草をあたえる際は、ご飯と一緒に置いておくと食べ物だと認識してくれやすくなります。なかなか食べてくれない場合は、食べやすい大きさにカットしてお皿に入れてあげましょう。
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