ドッグフードのふやかし方の基本!時短・NG・食べてくれない時の対策 愛犬の体調が悪いときや食が細くなってきたときは、ドッグフードをふやかして与えると食べやすくなり消化器官への負担も軽減できます。子犬や老犬の食事でドッグフードをふやかしたいという方もいるでしょう。

ただし、ドッグフードは正しくふやかさないと、栄養が損なわれるだけでなく雑菌の繁殖につながることもあります。

そこでこの記事では、ドッグフードの正しいふやかし方とふやかしたドッグフードを食べてくれないときの対処法について紹介していきます。
目次
1.ドッグフードのふやかし方【基本レシピ】 まずは、ドッグフードをふやかすときの基本の手順を紹介します。
  • ①1食分のドッグフードを器に盛る
  • ②30〜40℃のお湯をドッグフードが浸るくらいまで注ぐ
  • ③柔らかくなるまでふやかす
子犬や食が細くなってきた犬の場合は、5〜10分程度ふやかし、指で軽く押すと崩れる程度になったらOKです。老犬や噛む力が弱い犬の場合は、15分以上ふやかし、軽く触っただけで潰せるくらいにしてあげてください。 ふやかす時間はドッグフードの粒の大きさや硬さによって若干異なるため、定期的に様子をみてちょうどいい硬さになったら与えるようにしましょう。
2.ドッグフードのふやかし方【2つの時短法】 ぬるま湯を用意したり、10分以上ふやかしたりする時間がない場合は、電子レンジやミキサーを使って時短する方法もあります。
熱容器に入れて電子レンジで温める 電子レンジを使ってドッグフードをふやかす手順を紹介します。
  • ①1食分のドッグフードを耐熱容器に入れる
  • ②水をドッグフードが浸るくらいまで注ぐ
  • ③ラップをして500Wで20秒ほど温める
  • ④混ぜて人肌になるまで冷ます
電子レンジで温める時間は、好みの硬さになるように調整しましょう。ただし、温め過ぎると栄養素が変性してしまう恐れがあるため要注意です。
ミキサーやフードプロセッサーを使う ミキサーやフードプロセッサーを使ってドッグフードをふやかす手順を紹介します。
  • ①1回分のドッグフードをミキサーやフードプロセッサーに入れて砕く
  • ②30〜40℃のお湯をドッグフードが浸るくらいまで注ぐ
  • ③柔らかくなるまでふやかす
ミキサーやフードプロセッサーを使って粒を細かくすれば、5分以上待たなくてもすぐにふやかすことができるでしょう。
3.ドッグフードをふやかす際の注意点 ここでは、ドッグフードをふやかすとき、与えるとき、保存するときに注意すべきことを6つ紹介します。
ドッグフードの種類を変える ふやかすドッグフードはいつも食べているものでないと、においや味の違いから警戒して食べてくれない可能性があります。ふやかしやすそうだから、栄養価が高そうだからとドッグフードの種類を変える場合は注意が必要です。
ミネラルウォーターや牛乳を使う ドッグフードをふやかす際にミネラルウォーターや牛乳を使用すると栄養の過剰摂取に繋がる可能性があります。使用する際は栄養バランスを意識するようにしましょう。
50℃以上の熱いお湯を使う 50℃以上の熱いお湯を使うと、タンパク質や水溶性ビタミンなどの栄養素が熱で変性してしまいます。ドッグフードをふやかす際は30~40℃のぬるま湯を使いましょう。
熱々のまま与える ふやかしたドッグフードを熱々のまま与えると、愛犬が口の中を火傷してしまう危険性があります。よく混ぜて人肌程度に冷ましてから与えるようにしてください。
ふやかしたフードを長時間置いておく ふやかしたドッグフードは脂肪分の酸化が早く、雑菌が繁殖しやすくなっています。時間が経つにつれて栄養成分の破壊や腐敗が進むので、作ってから20分以内に与えるようにしましょう。
残したフードを保存する・まとめて作る 前述のとおりふやかしたドッグフードは雑菌が繁殖しやすいので、残ったものは保存するのではなく、すぐに捨てるようにしましょう。また、同じ理由でふやかしたフードをまとめて作るのもNGです。
4.ふやかしても食べてくれないときの対処法 ドッグフードをふやかしてもなかなか食べてくれないなら、以下の対処法を試してみましょう。
電子レンジで温め直してみる ドッグフードは温めるとにおいが強くなり、冷めると香りや味が落ちます。ふやかしたドッグフードを食べてくれないときは、電子レンジで温め直してから与えるのがおすすめです。
水分量を増やしてスプーンやシリンジで食べさせる 食欲がなくてふやかしても食べない犬の場合は、スプーンやシリンジを使い直接口に運んであげると食べてくれるかもしれません。ドッグフードを多めの水でふやかしておくと飲みこみやすくなります。
どうしても食べない場合は水分補給をさせる どうしても食べない場合は無理に食べさせようとせず、脱水状態にならないように水分をスポイトで少しずつ与えましょう。スポイトを嫌がる場合は、水分を含ませたガーゼで口内を拭いて湿らせるのもおすすめです。 全くご飯を食べないなら、緊急性のある病気にかかっている可能性もあるため、できるだけ早く動物病院で診てもらうようにしましょう。
5.まとめ ドッグフードをふやかす際は、30~40℃のぬるま湯をドッグフードが浸るくらいまで注ぎ、5~15分程度待ち、人肌程度まで冷ましてから与えるのが基本です。短時間で作りたいときは、電子レンジやミキサー、フードプロセッサーを使う手もあります。 ドッグフードはいつも与えているものを使い、1度ふやかしたら20分以内に与えるようにしましょう。残したドッグフードを次に取っておいたり、まとめて作ったりするのは雑菌が繁殖する危険性があるためNGです。 ふやかしても食べてくれない場合は、電子レンジで温め直す、水分量を増やして直接口に運ぶなどの方法を試してみてください。
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