犬のしつけは何歳までにすればいい?子犬のうちにすべきことを解説! 最近犬を飼い始めた人は、いつまでにしつけをするべきなのかわからずに悩んでいるかもしれません。

「環境に慣れていない子犬のうちにしつけるのはまだ早い」といわれることもあれば、「成犬になってからしつけるのはもう遅い」といわれることもあります。実際のところ、しつけはいつから始めていつまでに終わらせればいいのでしょうか。

そこで今回は、犬のしつけは何歳までにするべきか、子犬のうちに身に着けておいた方がいいことを解説します。
目次
1.犬のしつけとは? 犬のしつけとはどのようなものでしょうか?実際に愛犬のしつけを始める前に理解しておく必要があります。 中には首根っこを掴んで叱ったり、吠えないようにマズルを掴んだりするイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、このようなやり方だと犬に恐怖心を与えてしまい、ストレスや不満から問題行動を起こすようになってしまうでしょう。 本当のしつけとは愛犬にルールを守ってもらえるように信頼関係を深めていくことです。できなかったことを叱るのではなく、できたことを褒めるようにしましょう。 褒められた犬は「指示に従うと飼い主が褒めてくれる」と理解し、徐々にルールを守ってくれるようになります。愛犬が飼い主の期待に応えたいと思うようになれば、より信頼関係が深まり、しつけもスムーズになるでしょう。
2.犬のしつけは何歳までにするべき? 犬のしつけは何歳までにするべきなのでしょうか? ここでは2つの視点に分けて解説します。
犬のしつけに期限はない 犬のしつけは何歳までに終わらせるべき、という明確な基準はありません。 子犬のうちに最低限必要なしつけはありますが、成犬になっても少しずつ時間が経つにつれて守られなくなったルールや生活環境の変化によってできた新しいルールを守ってもらう必要があるからです。 年を取るにつれてしつけに時間はかかりますが、根気強く教え続けてあげましょう。
子犬のうちにしつけておいた方がいいこともある しつけに期限はありませんが、最低限必要なことは子犬のうちに学んでおいた方がいいでしょう。 子犬は環境への適応能力が高く、好奇心旺盛で様々な知識を吸収できるので、しつけに適しているといえます。特に生後3週齢〜12週齢までは「社会化期」と呼ばれ外の刺激に慣れやすい期間です。 社会化期を過ぎると知らない物に対して恐怖心・警戒心を持つようになるため、しつけ直すのが難しくなります。
3.子犬のうちにしつけておいた方がいいこと 子犬のうちに、人間との接し方や今後の生活で最低限必要になることをしつけておきましょう。
アイコンタクトがとれるようにする アイコンタクトは様々な指示を与えるときの出発点となります。 そのため、子犬のうちに身に着けていないと、成犬になってからお願いを聞いてもらうのが難しくなるでしょう。目を合わせられないということは信頼関係が築けていない証拠であり、しつけもスムーズに進みません。 名前を呼んだら飼い主に注目してアイコンタクトがとれるようにしておきましょう。目が合ったらおやつをあげるなど楽しみながら身に着けるのがおすすめです。
トイレトレーニング トイレトレーニングも子犬のうちにしつけておいた方がいいことの1つです。これが身についていないと粗相が増え、掃除に追われることになるでしょう。 自分の縄張りが決まりマウンティングするようになってから、トイレトレーニングをやり直すのは根気がいります。 普段から排泄の周期を観察して、愛犬のリズムに合わせてタイミングよくトイレに連れていくと覚えてくれやすいでしょう。
噛み・吠えのしつけ 子犬はちょっとしたことで噛んだり吠えたりしがちです。一度クセ付いてしまうと直すのが難しくなるため、早めにしつけておく必要があります。 普段から噛む・吠えるに対して無反応を貫き、やめられたらご褒美におやつをあげるようにすればクセになりにくいでしょう。 電源コードを噛む場合は苦味のあるグッズを使う、インターホンに吠える場合は音が鳴ったらハウスでおやつをあげて落ち着かせるなど、原因に合わせた対処も効果的です。    ペテモオンラインストア 犬のしつけグッズはペテモオンラインストアへ!各種用品も取り揃えております       おすすめ商品をみる
4.しつけ以外で子犬のうちに身に着けるべきこと しつけ以外でも子犬のうちに身に着けるべきことがあります。以下の3つを身に着ければより快適に愛犬との生活を楽しめるでしょう。
社会性を身につける 社会化期にどれだけ新しいことに触れたかで犬の社会性が決まるといわれています。子犬のうちに来客や車、他の動物に慣れさせておけば将来できることの幅も広がるでしょう。 ただし、嫌がっているのに無理やり知らないものに触れさせるのはNGです。最初は距離を離して観察させ、問題なければ近づけるといったように徐々に慣れさせていきましょう。
グルーミングに慣れさせる 適応力がある子犬のうちにブラッシングや爪切り、歯磨きなど身体のお手入れができるようにしておきましょう。グルーミングができないと成犬になった後、衛生面の問題やケガ、病気に悩まされることになるかもしれません。 人に触れられることに抵抗が無くなるので、ペットホテルに預けたり病院を受診したりしやすくなる効果も期待できます。
留守番できるようにする 飼い主に依存しすぎて分離不安症になってしまわないように、子犬のころから留守番できるように練習しておく必要があります。合わせて留守中いたずらしないようにしつけるといいでしょう 最初は1時間程度から始め、徐々に3時間、6時間と伸ばしていくと愛犬も受け入れやすいです。いたずらせずに留守番できたらしっかりと褒めてあげましょう。
5.まとめ 犬のしつけとはルールを守ってもらえるように信頼関係を深めていくことです。叱るのではなく褒めるしつけを心がけましょう。 また、しつけに終わりはなく、ずっと同じことを伝えていく必要があります。老犬であっても根気よく教え続ければルールを守ってもらうことは可能です。ただ、外の刺激に慣れやすい子犬のうちにしつけておいた方がいいこともあります。 アイコンタクトが取れるようにする、トイレトレーニングをすると今後が楽になります。また、しつけ以外でも社会性を身に着けたり、グルーミングに慣れさせたりしておくとより快適に愛犬と過ごせるようになるでしょう。
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