愛犬に食べさせるドッグフードの中でも、特にスタンダードなタイプとしては「ドライフード」があげられ、選べる商品の種類は豊富です。まとめ買いして保存するのも難しくなく、完全栄養食の商品も多いため、愛犬の健康維持の観点からメリットは多いでしょう。

しかし、愛犬が昔に比べてドライフードを食べないようであれば、少し注意が必要です。この記事では、愛犬用のドライフードの選び方について、おすすめのタイプや注意点に触れつつ解説します。
1.愛犬にドライフードがおすすめな理由 犬用ドライフードはラインナップが豊富で、市販品を探すのに困らない傾向にあります。保存も難しくなく、ウェットフードに比べて傷みにくいのも特徴です。柔らかくして食べたい場合は水でふやかせばよく、しつけ目的で使用する際にも飼い主が使いやすいでしょう。カリカリとした食感のため、あご周辺の筋肉を強化することにもつながります。歯の健康の観点からは、含まれる水分量の少なさからフードが歯に付着しにくく、歯周病を予防するのにも役立ちます。栄養面では総合栄養食として構成されている商品が多く見られることから、複数の食事を与える必要がありません。このように、多くのメリットを持つドライフードですが、選ぶポイントを間違えると愛犬の健康に悪影響を及ぼす恐れがあるため注意しましょう。 2.犬用ドライフードの基本的な選び方 商品数が多い犬用ドライフードは、例えば価格だけを重視して選ぶようなことがあると、健康維持にふさわしくないものを選んでしまうリスクがあります。次のポイントを押さえて選ぶことで、安心できるドライフードに出会えるはずです。 動物性たんぱく質が豊富かどうか 犬は雑食性の動物ではあるものの、動物性たんぱく質を消化しやすい身体の構造になっていると考えられているため、主原料として肉または魚が使用されているドライフードを選ぶのが基本です。原材料の表示の最初に肉・魚の表記があるのが理想といえるでしょう。 原材料が明確に表記されているかどうか 多くの場合、ドライフードのパッケージ裏面を見ると原材料が詳細に記載されています。しかし、表記された内容があいまいなものだと、例えば本来食用ではない部位が混じっているリスクは否定できないため、極力避けるようにしましょう。具体的には、家禽類、動物性脂肪、ミートミールといった表記があるものを、意識的に避けることから始めてください。 品質や製造工場の情報が確認できるか より安心できるドライフードを探すには、使われている食材の品質や、フードを製造している工場の情報などが確認できるのが望ましいでしょう。添加物が含まれていない、製造・販売にあたり何らかの承認を受けているなど、公式サイト等で詳細が分かる商品を選びたいところです。 3.愛犬のタイプ別おすすめドライフードの種類 愛犬の体形や年齢・体調によって、向いているドライフードの種類は異なります。続いては、愛犬のタイプ別におすすめのドライフードの種類をご紹介します。なお、愛犬がどのタイプに分類されるのか、1食あたりの分量はどのくらいを与えればよいのかについては、かかりつけの獣医師に相談して決めるようにしましょう。 食欲旺盛でない子 ドライフードを食べる量が少ない子には、高たんぱく・高脂質のフードを選び、少量での栄養補給を目指すのがおすすめです。表示項目の「成分」欄に記載されている割合の一般的な目安は、たんぱく質が25%以上、脂質が14%以上とされます。 太りやすい子 太るのが心配な子は、高たんぱく・低脂質で、お腹を膨らませるため繊維質が含まれているものが望ましいでしょう。表示項目の「成分」欄に記載されている割合の一般的な目安は、たんぱく質が25%以上、脂質が12%以下とされるほか、繊維質も5%以上あるのが望ましいと考えられています。 アレルギーがある子 アレルギーがある子には、動物病院でアレルゲンを特定した上で、それを避けられるフードを選んであげましょう。必要であれば、療法食やターキー・鹿肉といった、アレルギー反応が起こるリスクが低い食材のフードを選んでも問題ありません。ただし、実際に与える際は、必ず獣医師の診断を受けてから判断してください。 涙やけがある子 涙やけに悩まされている子には、動物病院で診察を受けた上で、愛犬の体型から考えて適正量の脂質・カロリーの摂取ができるドライフードを選びましょう。フードによっては、体質に合わない着色料が使用されているケースもあるため注意が必要です。 4.愛犬にドライフードを与える際の注意点 ドライフードは、飼い主にとって愛犬に与えやすいタイプのフードですが、お迎えしてから一生同じ量を与えればよいというものではありません。子犬用・成犬用・シニア用とフードが分かれているため、年齢や体調に応じてフードを変えていくことが大切です。ただし、フードを切り替えると馴染めなかったり、消化不良を起こしたりするケースがあることから、これまで食べていたフードと新しいフードを混ぜるなどして慣れさせる時間を設けましょう。また、成犬は1日1~2回の食事が一般的ですが、子犬やシニア犬の消化機能は成犬と異なるため、1日の食事の回数が増えることが予想されます。しつけの都合上、おやつを与える機会もあるかもしれませんが、その場合は食事量も減らさなければならない点に注意してください。 5.まとめ 犬用ドライフードは保存しやすく、歯周病予防やあごの強化にも役立ちます。しかし、健康を保つためには、主原料が動物性たんぱく質であること、原材料の表記が明確であること、品質や製造工場の情報が確認できることなどが重要です。また、愛犬の年齢や体質によって必要なフードの種類は変わってくるため、切り替える際は徐々に慣らす時間を設けましょう。おやつを与える機会が多い場合は、その点も考慮して食事量を調整することが大切です。
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