愛犬と過ごす時間は、飼い主にとってかけがえのないものですが、「なんだか家の中や服が犬臭い…」と感じてしまう日もあるはずです。 そのニオイの原因は体臭や排泄物、生活臭との混ざり合いなど様々で、完全になくすのは難しいものです。

愛犬との生活を快適なものにするためには、普段のニオイ対策が重要なポイントになります。この記事では、気になる犬のニオイの原因を解説するとともに、愛犬の身体ケア、排泄物の処理、お部屋の消臭方法、さらには便利な消臭グッズまで、具体的な対策を詳しくご紹介します。
1.「犬臭さ」がなかなか消えない原因 愛犬と生活していると、何となく家の中や着ている服が「犬臭い」と感じてしまうことがあるかもしれません。犬臭さの原因としては、主に次のようなものがあげられます。
  • 犬が発している体臭(被毛、耳、口など)
  • 犬の排泄物の臭い
  • 犬に起因する臭いと生活臭が混ざった臭い など
犬臭さは、原因を一つに特定するのが難しく、愛犬と一緒に生活しながら部屋の中を無臭に保つのは大変です。少しでも部屋の犬臭さが気になったら、定期的にニオイをケアしましょう。 2.愛犬由来のニオイのおすすめ消臭方法 部屋に染みついた愛犬のニオイをケアするためには、愛犬の身体のケアや排泄物のケアに加えて、部屋のニオイを改善することが欠かせません。以下、おすすめの方法をいくつかご紹介します。 愛犬の体臭をケアする方法 犬は猫と違って毛づくろいの習慣がないため、皮脂が分泌されても被毛が汚れても、自分自身でケアする機会がほとんどありません。毎日の食事では顔、排泄ではお尻が汚れやすく、雑菌が繁殖するとニオイも強まります。そこで、月1回程度のシャンプーや定期的なブラッシングなど、飼い主は愛犬の清潔感を保てるよう努力したいところです。耳が湿ってニオイを発していることもあるため、動物病院などで耳の汚れを拭き取ってもらうのも良い方法です。 愛犬の排泄物のニオイをケアする方法 愛犬の排泄物は基本的に「放置厳禁」と心得ましょう。糞尿を放置している時間が長くなればなるほど、ニオイの成分は拡散してしまうため、マットやカーテンなど洗いにくいものにニオイが移ってしまいます。トイレシートの迅速な交換に加えて、排泄物のニオイが広がらないよう、袋を使ってニオイを閉じ込めることが大切です。 生活臭をケアする方法 家具・インテリアについても、愛犬のニオイが染み込むとケアが難しくなるため、洗濯できるものはこまめに洗濯しましょう。洗いにくい家具にはカバーをかけて、カバーを定期的に交換する形で対応すると良いでしょう。なかなか消えない頑固なニオイは、置き型のペット消臭剤で対応するのも一手です。 3.愛犬由来のニオイのおすすめ消臭グッズ 仕事などで忙しく、愛犬のケアに十分な時間を避けず悩んでいる飼い主は、次のようなグッズを利用するのがおすすめです。 ペット用タオル・ウェットシート 愛犬をシャンプーしようと思っても、人間のように毎日お手入れするのは大変です。手軽に愛犬の汚れ・ニオイをケアするなら、ペット用のタオル・ウェットシートを使ってこまめに汚れ・ニオイを落とすと、飼い主の作業負担が軽くなります。特に、散歩帰りなどは丁寧に身体を拭いてあげましょう。 システムトイレ 毎日のトイレのケアを面倒に感じている場合は、フィルターや消臭マットなどをセットして使うシステムトイレもおすすめです。おしっこ・ニオイをマットが吸い取り、フィルターでさらにニオイを抑える構造になっているものを選ぶと、普段のお手入れが楽になります。ただし、うんちをした場合はすぐに取り除きましょう。 消臭器・脱臭器 消臭剤と違い、消臭器・脱臭器はニオイの元を分解して消臭する構造になっており、コンセントに差して使用します。メカニズムは商品によって異なりますが、例えばオゾンなど消臭効果が期待できる分子を室内に放出することで、空気中の悪臭分子と結び付けて分解し、無臭状態に変える仕組みのものなどがあります。 4.愛犬のニオイを消臭する際の注意点 犬にとってニオイはコミュニケーションツールであり、例えば縄張りを主張するマーキングのように重要な習性もあります。家の中からニオイがなくなってしまうと、かえって愛犬が不安を感じてしまう恐れがあるため、過度な対策は控えるようにしましょう。また、シャンプーの回数を増やすと、本来必要な皮脂なども洗い流してしまうリスクがあることから、かかりつけの獣医師・トリマーから指導を受けた上でシャンプーすることが大切です。 5.まとめ 愛犬との生活で気になる「犬臭さ」は、体臭や排泄物、生活臭などが複合的に絡み合って発生します。完全に無くすのは難しいですが、定期的なシャンプーやブラッシング、排泄物の迅速な処理、家具カバーの洗濯などで軽減することができます。どうしてもニオイが気になる場合は、ペット用タオルやシステムトイレ、消臭器といったグッズも活用しましょう。ただし、犬にとってニオイは重要なコミュニケーション手段でもあるため、過度な消臭は避け、シャンプー頻度などは獣医師やトリマーなどに相談することが大切です。
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