愛犬が快適に眠れる環境を作るためには、どんなベッドを選ぶかが重要です。愛犬の性格や体型、体温、年齢など、複数の条件にマッチしたものを選ばないと、愛犬がベッドを気に入ってくれないかもしれません。

衛生面では、飼い主が取り扱いやすいかどうかも条件に数えられるため、洗いやすさやベッドの重さにも気を配りたいところです。この記事では、愛犬に合うベッドの選び方やおすすめのタイプ、選ぶ際のポイントなどについて解説します。
1.愛犬にベッドは必要? 人間に比べて犬の睡眠時間は長い傾向にあり、一般的には1日12時間以上の睡眠が必要と考えられています。犬種や年齢によっては、さらに長い睡眠を要することもあるため、愛犬が毎日元気に過ごすためにはベッドの存在が不可欠です。愛犬と過ごす時間を少しでも長くしたいのであれば、犬用ベッドを使った方が安心です。なお、一口に犬用ベッドといっても様々なものがあり、例えば次のような要素を考慮して選ぶ必要があります。
  • ベッドの形状
  • ベッドの素材
  • ベッドの取り扱い(洗いやすさなど)
  • ベッドのサイズ(小型犬から大型犬まで)
その他、愛犬がシニア犬の場合は、年齢に配慮したデザインのベッドを選ぶことも大切です。 2.愛犬向けベッドのおすすめ|形状・素材編 ベッドを選ぶにあたっては、愛犬に気に入ってもらえるもの・長く使えそうなものを選びましょう。できるだけ、愛犬の好みに応じた形状・素材を探すのがおすすめです。 形状は「寝相」で選ぶ 犬の寝相はその子によって異なるため、普段から仰向けになったり身体を伸ばすように眠ったりする子には、長方形のマットレスタイプがおすすめです。フラットな形状のため開放感があり、囲いがなくても落ち着いていられる子に向いています。身体を丸めたり、あごを段差に乗せたりして寝る子には、ベッドの外側にフチがついているカドラータイプや、一部フチの高さが低くなっているソファータイプが向いています。警戒心が強い子で、カドラー・ソファータイプが合わない場合は、隠れ穴(隠れ家)のような形状のドームタイプもおすすめです。 素材は「個性」で選ぶ 一年を通じて同じベッドで寝る子には、耐久性が高く快適に過ごしやすいオックスフォード・スエード・綿素材のものを選ぶと良いでしょう。暑がりの子にはメッシュ素材、寒がりの子にはボア素材などを選んであげると、暑い時期・寒い時期も快適に過ごせます。嚙み癖がある子の場合は、耐噛み素材のベッドを選ぶようにして、中身や装飾品などを誤飲しないよう気を付けたいところです。 3.愛犬向けベッドのおすすめ|お手入れ・サイズ編 犬用ベッドを長く使っていくためには、飼い主がお手入れしやすいものを選ぶことも重要です。また、どんなに愛犬が気に入っていてもサイズが合わなければ疲れが十分に取れない恐れがあるため、ボディサイズに合ったベッドを選びましょう。 お手入れは「丸洗い」できるものが理想 毎日の散歩や移動で、愛犬は汚れ・ホコリを体毛にまとってしまうため、当然ながらそのような状態でベッドに行けばベッドも汚れてしまいます。そのため、愛犬を定期的にシャンプーするのと同じように、ベッドも洗濯機で丸洗いできるものを選ぶのが理想です。サイズ的に丸洗いが難しい場合は、取り外し可能なカバーがついているものを探してみましょう。 サイズは「大は小を兼ねる」と考えよう 犬用ベッドを選ぶ際、愛犬のサイズにピッタリのものを選ぶ飼い主は少なくありませんが、子犬は成長するとサイズも大きくなるため、ジャストサイズだと将来的に窮屈さを感じてしまうかもしれません。飼っている犬種が成犬になった状況を想定して、左右両方に足を伸ばしても窮屈でないサイズを選んでおくと、しっかり身体を休めやすいでしょう。 4.シニア犬には「介護ベッド」も検討 シニア犬には、起き上がりやすいよう、段差が少ないフラットな座面のベッドを用意することをおすすめします。体調によっては飼い主による介護が必要になるため、食事・排泄も含め安心して利用できるベッド「介護ベッド」を検討してみましょう。例えば、楽な姿勢を維持して床ずれを防止する形状のもの、ベッドで粗相してしまってもキレイに汚れを拭き取れる素材が採用されているものなどを選ぶと、愛犬・飼い主ともに負担が軽くなります。愛犬がもたれかかることが可能なデザインのものもあるため、獣医師に相談しながら、愛犬が過ごしやすそうなベッドを選びたいところです。 5.まとめ 人間より睡眠時間が長い犬にとって、健康維持のため快適なベッドは不可欠です。選ぶ際は、愛犬の寝相に合った形状(体を伸ばす子にはマットレス、丸まる子にはフチ付きなど)を選び、素材も個性(暑がり・寒がり・噛み癖など)に合わせて選びましょう。衛生面を考えるなら、丸洗いできるものやカバー付きが理想的です。サイズは子犬の成長を見越して余裕のある大きさを選ぶと、成犬になっても快適に使えますし、シニア犬には起き上がりやすさ・介護のしやすさを考慮したベッドを選ぶと安心です。
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