うさぎがなつく姿は分かりにくい!仕草と気持ちを解説 うさぎは、飼い方次第で人になつく動物です。しかし、初めてうさぎを飼う場合や、うさぎとの距離の縮め方がわからない場合は、どうしたらうさぎがなつくのか、うさぎがなついたらどうなるのかわからない人もいるでしょう。

そこでこの記事では、うさぎがなつくときの仕草やうさぎになついてもらう方法をご紹介します。コツを掴んで、うさぎともっと仲良くなりましょう!
目次
1.うさぎがなつく姿は分かりにくい うさぎは感情が読み取りにくくなつきにくい動物と思われがちですが、警戒心が強いだけで、実は仲間意識が強くコミュニケーションを取りやすい動物だといわれています。 ただ、犬や猫と違って、体を寄せる、舐めるといったわかりやすい仕草で甘えてくることはあまりありません。例えば、リラックスしているときは通称「箱座り」といわれる格好でピクリとも動かないなど、うさぎがなつく仕草は一見わかりにくいです。うさぎが見せる小さなサインを見逃すと「うちのうさぎは全然なつかない」と思ってしまいます。 うさぎに好かれたい飼い主さんは、まずうさぎの仕草から気持ちを読み解けるようになることが大切です。
2.うさぎがなつくときの仕草と気持ち それではここから、うさぎがなついているときに見せる仕草を9つご紹介します。
目を細めている 普段はクリクリの丸い目をキュっと細める仕草は、リラックスしているサインです。あなたが撫でている最中に目を細める仕草が見られたら、心を開いていると考えていいでしょう。そのまま眠ってしまううさぎもいるようです。
足を投げ出して腹ばいになる うさぎは警戒心を解くと、床にベターっとお腹をつけて寝転ぶことがあります。腹ばいからすぐに起き上がって逃げることはできないので、周りに危険がなく安心しているときに見せるサインです。飼い主の側でくつろいでいるのでしょう。
ブーブーまたはプウプウと鳴く うさぎは飼い主にかまってほしいときや機嫌がいいときに鼻を「ブーブー」「プウプウ」と高く鳴らします。好きな人に見せる仕草なので、鼻を鳴らしているときは優しくなでてスキンシップをとりましょう。
鼻でつんつんする うさぎは信頼している相手に対して、「もっと遊んで!」と鼻でつんつんつついてくることがあります。うさぎが鼻でつんつんとアピールしてきたら、思う存分甘えさせてあげるとより二人の関係性が深まるでしょう。
飼い主の手や顔を舐める 鼻つんつんと同時に、飼い主の顔や手をなめる場合があります。警戒心の強いうさぎは、仲間同士でも十分に信頼した相手でないと舐める行為はしません。あなたの顔や手を舐めてくれるということは、それだけ心を許しているサインと考えられるでしょう。
飼い主の手におでこを押し付ける うさぎは、仲間同士で謝るとき、信頼を示すときにおでこをくっつけます。飼い主におでこを押し付けてくるときは、心を許しているサインとして受け止めましょう。ただ単におでこをなでて欲しいと甘えているケースもあります。
アゴの下をすり寄せてくる 飼い主にアゴ下をこすりつける行動は、「飼い主は私のもの!」という周囲へのアピールと考えられています。うさぎのアゴの下には臭腺(匂いづけの液体を分泌する器官)があり、アゴをこすりつけることで自分のにおいをつけて所有権を示しているようです。
飼い主の足元をぐるぐる回る うさぎが飼い主の足元でぐるぐる回るのは、自分の存在をアピールしてあなたに遊んでほしい、かまってほしいと訴えているからです。しかし、求愛行動として足元でぐるぐる回っている場合もあり、オスはおしっこを飛ばす、メスは想像妊娠するなどのトラブルを引き起こす可能性もあるため、おもちゃやおやつで気をそらしてあげるといいでしょう。
ひざに乗ってくる 警戒心の強いうさぎがひざに乗ってくるなら、かなり心を許している証拠です。いくらなついていても膝に乗るうさぎは多くはないので、「私のうさぎは膝に乗ってくれないからなついていないんだ…」と落ち込まないでくださいね。
3.うさぎが不機嫌なときの仕草と気持ち うさぎが嫌がることをして信頼関係を壊さないためにも、不機嫌なときに見せる仕草も覚えておきましょう。
常に耳が立っている うさぎの耳はレーダーのような役割をしていて、危険にすばやく気づけるように周囲の音を集めやすい構造になっています。もしピンと耳を立てているなら、警戒している証拠です。立っていた耳が通常に戻れば、警戒心を解いていると考えていいでしょう。
ブッブッと短く鳴く うさぎは怒っているとき、威嚇しているときに低い音で勢いよく「ブッ」と鼻を鳴らします。この鳴き方をした場合は、ケージが汚れていないか、エサが十分にあるかなどを確認してあげましょう。
来客時におしっこを飛ばす 来客時に体をひねりながらおしっこを飛ばす場合がありますが、これは縄張りを主張するためのマーキング行為です。オスによく見られる行為で、「ここは僕の家だ!」「これは僕の飼い主だ!」と馴染みのない人におしっこを飛ばしてアピールします。
ダンッと後ろ足を叩きつける(スタンピング) 後ろ足を叩きつける行為を「足ダン(スタンピング)」といいますが、野生のうさぎは、危険が迫っているときに足ダンをして巣穴にいる仲間に知らせます。家のなかでも足ダンするときは、飼い主に危険を知らせたり、不快感を表したりしているのです。
4.うさぎがなつく飼い主になる方法 うさぎになついてもらうポイントは、①驚かせない、②怖がらせない、③徐々になれさせるの3つです。 ケージのお掃除やエサをあげるときは、大きな音を立てず、リラックスできるように優しく声掛けをしながら行います。うさぎをなでるときも無理くり触ろうとせず、おでこから鼻の上、頬、後頭部の順番に範囲を広げていきましょう。 抱っこしたいと考える飼い主も多いですが、段階を踏んで信頼関係を深めるために、うさぎが飼い主や環境に慣れてから抱っこにチャレンジしましょう。 うさぎは警戒心が強く臆病な動物なので、なつくまでに時間がかかりますが、飼い主が愛情をたっぷりと注いで毎日優しく接していればそのうちなついてくれます。 うさぎの種類や性別によってはなつきやすさも異なるので、これからうさぎを迎える場合はなつきやすい種類のうさぎを選ぶのもおすすめです。
5.まとめ うさぎはなつくまでに時間がかかる動物ですが、飼い主が愛情をしっかりと注げばなついてくれる動物です。うさぎがなつくと、目を細める、足を投げ出して床に寝転ぶ、プウプウと鳴くなどの行動が見られ、反対に不機嫌なときは常に耳が立っている、ブッブッと短く鳴くなどの行動をとります。 うさぎになついてもらうには、①驚かせない、②怖がらせない、③徐々になれさせるの3つを意識して接するといいでしょう。
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