【子猫・成猫】トイレのしつけの基礎知識 猫を家族に迎えたら、1番にしたいのがトイレのしつけです。きれい好きな猫は比較的トイレのしつけが簡単だとされていますが、正しい方法でトレーニングをしないとなかなか覚えてくれません。

そこでこの記事では、猫のトイレのしつけ方を子猫・成猫別に紹介するとともに、しつけるときの注意点についても解説していきます。
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1.猫のトイレのしつけはお迎えした日から始めよう トイレのしつけは猫を迎え入れたその日から始めましょう。一度間違った場所をトイレだと認識してしまうと、今後もずっとその場所で排泄する可能性があります。 子猫なら、トレーニングを開始したその日のうちに覚えることもあり、遅い猫でも1週間程度で覚えてくれます。成猫や野良猫を迎えた場合は今までの排泄習慣がなかなかぬけず、新たなトイレを覚えるのに時間がかかるケースもありますが、最初に集中して教え込めばその後が楽になるため、迎え入れた初日からトイレのしつけをすることがおすすめです。
2.【子猫編】トイレのしつけ方 それでは早速トイレのしつけ方をご紹介します。子猫、成猫に分けて解説しますが、まずは子猫のトレーニング方法を見ていきましょう。
トイレに連れて行く 猫のトイレサインを見極めて、トイレに連れて行くことを繰り返します。ソワソワしたり床のにおいを嗅いだりしたらトイレに行きたい!という合図なので、そっとトイレに入れて静かに待ちましょう。 慣れない間は、2~3時間おきに連れて行くのもおすすめです。寝起きや食後などの排泄しやすいタイミングでトイレに運んであげてもいいでしょう。
トイレで排泄できたら褒める きちんとトイレで排泄できたら、たくさん褒めてあげることも忘れてはいけません。「ここでおしっこをすると褒めてもらえる、嬉しい!」と感じ、自然とトイレの場所を覚えてくれます。 排泄中に声をかけると驚いてトイレを怖がってしまう可能性があるため、排泄中は静かに見守り、終わったらしっかりと褒めてあげてくださいね。
3.【成猫編】トイレのしつけ方 次に、成猫のトイレのしつけ方をご紹介します。最初はなかなか覚えてくれないかもしれませんが、あきらめずに根気強く教えていきましょう。
トイレに連れて行く しつけされている成猫の場合は、猫用トイレで排泄するのに慣れているので「我が家のトイレはここだよ」と教えてあげるだけでOKです。ソワソワしたり床をクンクンしたりする仕草が見られたらトイレに連れて行くのを数回繰り返すだけで、新しいトイレの場所を覚えてくれるでしょう。
トイレの場所を隔離する 野良猫や外猫の場合は猫用トイレに慣れておらず、外で排泄しようと家から出たがるかもしれません。そんな時は、トイレをケージで囲って人目に触れないように隔離してあげると、徐々に部屋の中での排泄に慣れていってくれます。 トイレを人通りの少ない場所や部屋に移動するのも効果的ですが、排泄に気づけずトイレ掃除が遅れ、猫が汚いトイレを嫌がって別の場所でする…なんてことにもなりかねないので要注意です。
トイレに排泄物のにおいをつける 今まで外で排泄していた猫のトイレトレーニングがなかなかうまくいかない場合、外の土と違う猫砂の感覚に違和感を覚え、トイレだと認識できていない可能性があります。 最初のうちはトイレに猫の排泄物のにおいをつけて「ここがあなたのトイレだよ」と教えてあげましょう。体でトイレの場所を覚えれば、次第に猫砂での排泄にも慣れていくはずですよ。
4.猫のトイレをしつけるときの注意点 猫のトイレのしつけは比較的簡単ですが、最低限守りたいポイントもあります。しつけるときは、ここで紹介する3つのポイントに注意しましょう。
トイレを失敗しても絶対に叱らない 猫がトイレに失敗しても、決して叱ってはいけません。猫がそそうをしたときに叱ってしまうと「排泄=悪いこと」だと認識し、隠れた場所で排泄する習慣がついたり、限界まで排泄を我慢して膀胱炎になったりする恐れがあります。 何か不満があってトイレに行かない可能性もあるので、猫がトイレと違う場所で排泄しても怒りたい気持ちをぐっとこらえて、改善できる部分がないか考えてあげましょう。
そそうを見つけたらすぐ掃除する そそうを放置するとしつけの失敗につながります。猫は自分の排泄物のにおいがついている場所をトイレだと認識する習性があるので、そそうを見つけたらすぐに掃除し、ペット用消臭剤や住居用洗剤を使って徹底的ににおいを消しましょう。
こまめにトイレをお手入れする 猫は汚れたトイレを嫌うので、排泄後はなるべくすぐに処理し、最低でも1日に1回は掃除をしてあげましょう。排泄後すぐに掃除すれば、おしっこやうんちの異常にもいち早く気づけますよ。トイレ本体は1~2週間に1回のペースで汚れが目立ったら掃除し、そのときに猫砂も新しいものに交換するのがおすすめです。
5.トイレ環境をもう一度チェックしよう 猫がなかなかトイレを覚えてくれないときは、用意したトイレが気に入らないのかもしれません。次のポイントに沿って、トイレ環境を見直してみましょう。
トイレの設置場所と数 まず確認したいポイントが、トイレの場所と数です。猫がストレスを感じないような配慮が求められます。
  • ・人通りが少なく静かな場所に置く
  • ・猫の生活エリアに近く、食事スペースから遠い場所に置く
  • ・適切な温度、湿度に保つ
  • ・できれば猫の数+1個トイレを設置する
静かな場所が理想的ではありますが、排泄の様子を確認できるように、飼い主の目の届く場所にしましょう。
トイレの清潔さ トイレはきれいに保たれていますか?きれい好きな猫はトイレに排泄物や強いにおいが残っているのを嫌がるため、トイレは常に清潔にしておくことが大切です。ただし完全ににおいを消してしまうと猫がそこをトイレだと認識しにくくなるため、掃除のしすぎには注意しましょう。
猫砂の種類と量 猫砂には大きく6種類があり、それぞれ感触やにおいが異なるため、自分の猫が気に入る猫砂を見つけるまでいろいろと試してみるといいでしょう。
  • ・ベントナイト
  • ・ゼオライト
  • ・木
  • ・紙
  • ・シリカゲル
  • ・おから
猫砂は、猫が排泄物をしっかり隠せるよう約3~7cmほど敷き詰め、毎回の掃除で減ってきたらその都度継ぎ足してあげてください。    ペテモオンラインストア 猫ちゃん用トイレ用品はペテモオンラインストアへ!各種用品も取り揃えております       猫用トイレ用品をみる
6.まとめ 猫のトイレのしつけは2ステップで比較的簡単に教えられます。 ①猫がソワソワしたらトイレに連れて行く
②トイレに成功したらうんと褒める
成猫でも同じ流れでしつけられますが、うまく行かない場合はトイレの場所を隔離してあげたり、トイレに排泄物のにおいを少しつけて体で場所を覚えてもらったりする方法もあります。 しつけを繰り返してもなかなか猫がトイレを覚えないときは、トイレが使いづらい、気に入らないなど環境に不満を持っているのかもしれません。トイレの置き場所、清潔さ、猫砂の3点を改めて見直してみましょう。
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