犬のトイレのしつけをマスター!成功のカギとそそうを予防するコツ 新しく犬を家族に迎えたら、まずは集中的にトイレをしつけることがおすすめです。しかし、最初はなかなかうまくいかないことも多く、困っている人も多いのではないでしょうか。

愛犬に家のあちこちでおしっこをされると、片付けも大変だし臭いも気になるので、できることなら早くトイレを覚えてもらいたいですよね。

この記事では、子犬の場合と成犬の場合に分けて、トイレトレーニングの方法を解説します。しつけに必要なグッズやトレーニング時のポイントも合わせてご紹介します。
目次
1.しつける前に犬のトイレグッズを準備しよう! 犬のトイレトレーニングを始める前に、次に紹介する3つのグッズを準備しましょう。
サークル サークルは、四方を柵で囲った「犬の居場所」のようなスペースです。部屋中でおしっこをして失敗を繰り返すとトイレの場所をなかなか覚えてもらえないので、最初はベッドとトイレをサークルの中に入れて失敗しないよう管理します。 犬は排泄する前にトイレシートの上をくるくる回ることがあるので、体の2~3倍ある大きさのサークルを選ぶといいでしょう。犬はきれい好きでもあるので、十分な広さがあれば排泄物を踏まないように体をよけられます。
トイレシート 子犬は排泄回数が多く、排泄物をそのままにしておくと踏んでしまう場合もあるため、小さめのトイレシートを購入して何枚か重ね、汚れたシートだけを交換する方法がおすすめです。トイレをサークルで囲えば尿が外に漏れる心配もありません。
トイレトレー トイレトレーは、トイレシートがずれないようにする役割を果たすほか、段差ができることで犬がトイレの場所を認識しやすくなります。トイレシートから尿が漏れてしまっても、トイレトレーがキャッチしてくれるので、床を汚さなくてすみます。 ただし、トイレを汚れたまま放置するとアンモニア臭がこびりつき、犬が不快に感じて寄り付かなくなるケースもあるので、こまめな掃除をこころがけましょう。
2.子犬?成犬?犬のトイレのしつけ方 トイレグッズを揃えたら、しつけを始めましょう。トイレトレーニングの仕方は、子犬と成犬で異なるため、それぞれのケースで紹介していきます。
子犬のときに迎えた場合 子犬は排泄間隔が短いので、いつ排泄しているのか観察しトレーニングスケジュールをたてましょう。時間になったらトイレに連れて行き、サークルの扉を閉めて排泄するまで待ちます。 特に寝起きや運動後、ご飯を食べた後は排泄しやすく、その時間になると床のにおいを嗅いでソワソワする子が多いようです。トイレできちんと排泄ができたらうんと褒めてサークルから出し、たくさん遊んであげることで、いいサイクルを作れます。 失敗の習慣がつかないよう、子犬をサークルの外に出している間は目を離さないようにし、遊びの最中でもこまめにトイレへ連れて行ってあげて下さい。部屋のあちこちでそそうをしなくなったら、サークルを外しても大丈夫です。
成犬になってから迎えた場合 成犬はこれまでのトイレの仕方が染み付いている場合が多いので、子犬よりもしつけが大変ですが、根気よく教えればきちんと覚えてくれます。 まずはベッドやトイレをサークルで囲って犬用の落ち着ける場所を作り、新しい飼い主、場所に慣れるまで待ちましょう。その間に排泄するタイミングを観察し、その時間になったらトイレまで連れて行くことを繰り返します。成犬は1日2回程度排泄する場合が多いようです。 これまで外で排泄していた成犬の場合は、においや足の裏の刺激がトリガーになってもよおしている可能性が考えられます。庭やベランダなど外と同じにおいのする場所にトイレを設置し、排泄を促しましょう。うまくいかない場合は、トイレシートの上に葉っぱや枝を置く方法もおすすめです。きちんとトイレシートの上で排泄できたらうんと褒めて、成功体験を積み上げていきます。 徐々にトイレシートだけでも排泄できるようになったら、家の静かな場所にトイレトレーとシートを移動して練習を続けましょう。
3.犬のトイレをしつけるときのポイント トイレのしつけをするときは、ここで紹介する3つのポイントを押さえるとスムーズです。
トイレ近くに布製カーペットはしかない 犬は土や草の上といった柔らかい場所で排泄する習性があるため、トイレの近くに布製カーペットや毛足の長いマットをおいてしまうと、足の感覚で「ここがトイレだ」と勘違いしてしまう可能性があります。 失敗が続くとトイレトレーニングが難しくなり、柔らかいカーペットなどは掃除もしにくいので、トイレ近くでは厚みの薄い防水マットの使用がおすすめです。
そそうをしても怒らない トイレに失敗しても犬を叱るのはご法度です。愛犬はどうして怒られているのか理解できず、排泄=悪いことだと勘違いして排泄を我慢したり、怒られるのがイヤで隠れて排泄したりするようになります。 問題行動を防ぐためにも、そそうを発見したら怒りたい気持ちをグッとこらえ、静かに掃除をしましょう。
心地のいいトイレ環境を作る 愛犬のトイレは、人があまり通らない場所やリビングの端っこなど、静かで落ち着けるところに設置するのがいいでしょう。 犬も人間と同じように、騒がしい場所や出入りの多い場所、寒い・熱い場所では落ち着いて排泄できません。リビングの隅っこなら、歩くときに邪魔にならず、愛犬が排泄してもすぐに気付けます。
4.しつけがうまく行くまでのそそうはどうする? トイレの場所を教えたからといって愛犬がすぐに覚えてくれるわけではないので、何度かそそうをしてしまうかと思いますが、その場合は叱らず、なぜ失敗してしまうのか原因を探り対策を考えましょう。 例えば、いつも同じ場所でそそうをしてしまうなら、その場所をトイレだと認識している可能性があるので、物を置いてその場所自体に行けないようにする方法が有効です。 目を話したすきにそそうをしてしまうのであれば、愛犬がサークル外にいるときはなるべく目を離さず、少しでもソワソワしだしたらトイレへ連れて行くといいでしょう。それでも部屋中にそそうをしてしまう場合は、最初はトイレシートを全面に敷き詰める方法もあります。 最初からトイレ上手の犬はいません。しつけを行う数週間は、温かい目で見守りながら工夫して過ごしましょう。
5.まとめ トイレのしつけには、サークルとトイレシーツ、トイレトレーを準備することがおすすめです。 子犬の場合は、排泄するタイミングに合わせてトレーニングスケジュールを作成し、時間になったらトイレへ連れて行って成功体験を積み重ねます。 成犬になってから迎えた場合も同じ方法で構いませんが、外での排泄に慣れている場合は、庭やベランダなど外のにおいがする場所にトイレシートを敷き、徐々に室内での練習に移行するといいでしょう。
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